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2003年 あじあの旅



旅のテキスト。

中国雑感。

今回は料理の写真しかありません…。なので出張の合間に思ったことでお茶を濁そうかと…(^^ゞ


▼ODA(政府開発援助)

上海市内から空港への帰り道。高速をタクシーで走る横をリニアモーターカーが走り去って行きました。タクシーは120キロくらいだったので、その倍くらい出ていたのでしょうか。
先日の有人ロケットといいこのリニアモーターカーといい、日本よりも先進的でかつお金の掛かることもしています。別にそれにやっかみはありませんが、このような事の出来る中国に対し、日本はいつまでも巨額のODA(政府開発援助)を出し続けなければならないのでしょうか…。
中国から北朝鮮への援助の話も然りです。援助を受けている一方で援助をしている。何とも解せないものを感じます。

中国人に対して個人的な敵意は全くないし、むしろ付き合いのある人には好意を持っています。しかし、こと、日本と中国との国と国の関係については、どこか胸に物の痞えたような気持ちが拭えません。日本は未来永劫”過去の償い”とやらをやらなければならないのでしょうか…?
”戦後補償なので感謝すべき筋合いの物ではない”と言うのであれば、せめて広く中国の国民に、毎年日本から巨額の援助が行っている事だけでも伝えて欲しいものです。


▼日本のマスコミ

何でもそうですが、事件事故はニュースになりますが、善行はなかなかニュースにはなりません。
それだけならまだしも、日本のマスコミは両国民間の感情悪化を助長し続けているように思えてなりません。彼等は、その先に何を求めているのでしょうか? マスコミが自国の国益になるような報道姿勢をとるのは当然ですが、日本のマスコミは日本の国益に反する報道の仕方を生き甲斐にでもしているかのように見えます。何が彼等をそう突き動かしているのでしょうか? そこの所が私には分かりません。

経済のグローバル化に伴い、私のような者でも海外に行くようになりました。私を含め、民間レベルでの交流は確実に深まっています。また、インターネットの環境も日進月歩の様相です。しかしそれと共に、マスコミの報道がいかに選択された如意的なものかも見えてきます。実に嘆かわしいことです。


▼人民元

かなりうまい中華を食べビールを飲んで、一人当り120元でした。日本のガイドブックに載っているような所ではもっとするでしょうが、私としてはこれで極上です。日本で同じ物を食べたら、いったいいくらするのでしょうか。

今のレートは、日本から中国に行く分には非常にありがたいですが、やはり適正レートはもう少し上にある気がします。ただそうなると、色々なことが なにも中国である必要がなくなってしまいます。難しいところです。


▼バブル

曰く、家の値段が毎月1万元上がっているそうです。
郊外へと向かう高速の両側では、これでもかと言うほど集合住宅を建設しています。また、上海へ行く数日前、日本のテレビで 上海で株の投機で成功して家を買っている女性の話をやっていました。まさにバブルの様相です。

大学へ行くために地方から出てきて、そして就職した人が何人もいます。彼等は、いざ家を持つ段になって 元々の上海人との間の『持つ者と持たざる者との歴然とした格差』にため息をついています。経済の発展とは、それと隣り合う この様な現実をも受け入れなければなりません。ですが中国人は、どこぞの国民のように、国が悪い、社会が悪い、親が悪いと、人のせいにするでもなく、”そこを打ち破っていくバイタリティー”が有る様に感じます。これからしばらくそんな中国人を見ていきたいと思います。


以上、良くある話とまとまらない話でした…(^^ゞ

【使用したカメラ】…FinePix F-401
…おわり。


2003年 あじあの旅
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