▽延慶の板碑 入間郡毛呂山町川角。 　埼玉医大川角キャンパスの西に広がった川角古墳群の中にある。 参照ホームページ：◎埼群古墳館　◎毛呂山町−歴史民俗資料館 この辺りには川角古墳群があります。でも今回は延慶の板碑（いたび）を見に行きました。

延慶の板碑は、鎌倉街道に近い崇徳寺跡（町指定史跡）にありました。現在は町道の傍らに移されています。高さ３ｍ、幅８０ｃｍの大型板碑には、雄大な胎蔵界大日如来の種子に深い蓮台が刻まれています。その紀年銘から延慶３年（１３１０）の建立であることがわかります。 この板碑の下からは、蔵骨器として使われていた古瀬戸瓶子の逸品が出土し、現在は毛呂山町歴史民俗資料館で展示公開されています。…毛呂山町

高さもあり迫力もあります！　種子の彫りも深くシャープで美しいです。700年経っているとは思えません。

全景はこんな感じで、林の中に立っています。説明板と、奥には古墳が見えます。

古墳の横には小道が走っています。古墳の葺き石が落ちているので散歩をする時には気をつけましょう。

川角古墳群には古墳が38基分布しているそうです。古墳地帯の中を新しい道が走っていてその両脇に容易に古墳が観察されます。 道の横には葺き石だけが積まれた山もありました。道を通すために発掘した跡でしょうか。

▽あとがき 今まで数度この新しい道は通っていたのですが、立ち寄ったのは初めてです。 ネットで検索すると他の人が訪れた時には下草や藪がうっそうとしていますが、今回はきれいに手入れをされていました。古墳を見るには冬はいい季節ですね。板碑を見るにはいつがいい季節なのでしょうか…。 散歩した日・・・二千五年一月四日。

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